#03
2025.12.24
調査報告書
※本作には、地震や津波など災害に関する描写が含まれます。あらかじめご注意ください。
次の文章を読んで、後の問い(問1〜8)に答えよ。
本設問は読解力を査定するものではなく、倫理や一般教養は採点に考慮しない。虚偽や偽証は可とするが、あなた自身の思ったように解答すること。
(配点 50)
問題文は下記に続く。
東京ビジネス産業ジャーナル 20██年█月█日掲載
A&L、新作VRアトラクションの試験運転中にトラブルか 参加者に異常行動、昏睡状態に陥るケースも
「息ができず、まるで土の中に生き埋めにされているようだった」と畑中さん(仮名)は語る。
畑中さんは友人である平林さん、松本さん(いずれも仮名)とともに、アミューズ・アンド・レジャー(A&L)(注1)が開発する新作VR(注2)アトラクション『エスケープ・フロム・アダガヤビル』のプレイテストに参加した。
本作はホラー要素のある謎解きゲームであり、プレイヤーは専用のヘッドギア(注3)を装着し、VR空間を探索する。
アトラクション開始後20分ほどして、軽度のめまいや吐き気など体調に違和感を覚えた畑中さんはヘッドギアを外しプレイを中断、退室する。
平林さんと松本さんはそのままプレイを続行した。
図-1 VRアトラクション『エスケープ・フロム・アダガヤビル』の場面写真
プレイ開始後30分ほどで、平林さんの身体に異常が発生した。大量の発汗および呼吸の乱れなどの症状が現れたのち、部屋を走り回り始めた。
平林さんは、そのまま部屋の壁に向かって全速力で走り続け、壁や手すりに何度も顔や腕などを強く打ちつけ、鼻骨を骨折した。
A&Lの現場スタッフによると、ヘッドギアを外すように指示したものの聞き入れる様子がなく、やむなくシステムをシャットダウンしたという。
同様にプレイを続行していた松本さんは、現在原因不明の昏睡状態に陥っており、都内の病院に入院中である。寝たきりとなっているが、面会に訪れている母親は、手を握るとかすかに唇を動かすことがあると語る。
図-2 VRアトラクション『エスケープ・フロム・アダガヤビル』の場面写真
畑中さんによると、このような症状が、他のプレイテスト参加者グループにも発生していたという。
本件について、弊誌はA&Lに取材を申し込んでいるが、本稿掲載までに回答は得られなかった。
西京芸術大学所属、映像・CG表現技術専門家の江口教授によると、リアリティが高く恐怖を促すようなVR映像は、視聴者にとって強いストレスや不快感をもたらし、実際の身体にも影響を及ぼす可能性があり……
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コメント 236件
KJ@情報屋さん。 20██年█月█日掲載
図-3
図-4
図-5
図-6
株式会社アミューズ・アンド・レジャー 公式サイト 20██年█月█日掲載
日頃よりアミューズ・アンド・レジャーを応援いただき、誠に感謝申し上げます。
当社は█月、新作VRアトラクション『エスケープ・フロム・アダガヤビル』の最終プレイテストを一般ユーザーの方々をお招きして実施しました。
当社の技術やアイデアの集大成たる本作を、一刻も早くユーザーのみなさまに体験いただきたいという思いからの決断でした。
しかし、SNSにて本作を体験したと語る一部のユーザーが体調不良を訴え、その原因は本アトラクションによるものであるという趣旨の投稿を行いました。
当社は本アトラクションについて(ア)ニュウネンな試運転を行っており、誤作動や健康被害をもたらすといった事実は一切ございません。
誹謗中傷(注5)および、当社を不当に貶めることを目的としたネガティブキャンペーンにつきましては、しかるべき処置を行ってまいります。
つきましては、当社は本件に関する事実関係を調査しましたので、その結果を報告いたします。
調査報告書はこちらから閲覧いただけます。
昔どんな事件があったか考えろ。危険性があるなら公募でテストなんてするな。
どうせ炎上商法のステマ